前回の野の花束の記事で自然の素朴な美しさを探求した後、今回は色彩を駆使した花束作りの世界に足を踏み入れます。色と形の調和を通じて、見る人の心に響く花束を作る秘訣を紐解きます。

色彩豊かな花束の調和

色彩豊かな花束の調和
色彩豊かな花束の調和

自然のパレットから抽出した、同系色のハーモニー。

色のリズムで奏でる立体感

色のリズムで奏でる立体感
色のリズムで奏でる立体感

自然界からインスピレーションを受けた、鮮やかで繊細な色彩の花々。アトリエで独自の花束を創り出すクリエイターは、色と形のコントラストを駆使して、目にも鮮やかな作品を生み出します。「野原の花と都会的な花の組み合わせに魅力を感じます。花束作りは、まず目を引く大きな花から始め、それを中心に展開していくと、自然と調和が生まれます。」最初に選ばれたのは、柔らかなピーチ色のダリア。この花の豊かな質感に、フリンジのチューリップやグラデーションが美しいラナンキュラス、そして独特の形をしたアルストロメリアを加え、色彩の統一感を持たせながら構成します。「花々を組み合わせる際には、高さと形でリズムを作り出すことが重要です。自然界では花が一定の高さで咲くことはないため、その多様性を花束にも反映させることで、より自然に近い美しさを表現できます。」立体感をさらに強調するためには、グリーンの選択がカギとなります。鮮やかな花々を引き立てるために、様々な種類の葉物を巧みに取り入れることで、作品に深みと豊かなテクスチャーを加えます。グリーンの魅力はその多様性にあります。各種の緑は、色合いや質感の微妙な違いを持ち、それが花束に深みを与えるのです。濃い緑は全体を引き締め、黄緑は明るさを添えます。緑は、まさに花の世界における始まりの色。どの花とも調和し、バランスを取りやすくするため、お気に入りのグリーンを見つけることが重要です。この日選んだのは、質感の異なるオリーブ、尖った葉を持つローズマリー、そして緑の蕾をつけたパンジーです。これらを使い、花束に動きとバランスを加えていきます。グリーンにハーブを加えることもおすすめです。ローズマリーの他、ミントやバジル、ゼラニウムも良い選択肢。香り高く、作業をしながら心をリフレッシュさせてくれます。仕上げには、黄色の小花を持つメラスフェルラを加えました。このような動きのある植物を加えることで、風が吹き抜ける自然の中にいるような感覚を花束にもたらします。立体感を意識することで、単色だけでなく、多彩な色合いを楽しむことができます。「色の強さだけでなく、質感や形も重要です。柔らかな花びらやみずみずしい印象の花を選ぶことで、色彩が重なってもバランス良く仕上がります。反対色を加えることで、花束にダイナミックな印象を与えることもできます。」ラッピングには、花の色を引き立てる茶色や白などのベーシックな色を選びます。細部にまで心を配り、花束の結び目が見えないようにすることも大切です。7種類の花と緑を組み合わせた花束は、作り手の探究心と花への愛情を映し出しています。「花一つ一つに新たな発見があります。多くの種類の花を組み合わせることで、さまざまな角度から花束の美しさを楽しんでいただければ幸いです。」

色彩の旅、新たな発見へ

野の花束:自然のままに
野の花束:自然のままに

色彩豊かな花束を作る過程で、花と色の組み合わせが持つ力を見てきました。次は、スワッグ作りの魅力を深掘りし、ドライフラワーが時間を超えて美を保つ方法と、それを生活の中で楽しむ術をご紹介します。

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篠宮恵美
About me
數度 祐介:花と共に、新たな物語を紡ぐ。

「MONDEROSE」を通じて、花と共に生きる喜びを皆さんと分かち合いたいと思っています。世界を巡りながら花と人との関係について深く学び、その経験を生かして「MONDEROSE」を立ち上げました。選び抜かれた花々を通じて、日常に新しい彩りと癒しを提供しています。
『花と共に生きる』をモットーに、花が日々の生活にどのように溶け込み、私たちにどのような価値をもたらすのかを伝えていきたいと思います。
季節ごとの花の選び方や、花と共に過ごす豊かな生活のヒントなど、花農家としての専門知識を元に、新たな物語を一緒に紡いでいきましょう。