
花束の魔法:手に入れる、心の潤い<第一幕>
花を愛するすべての人へ。この三部作の第一幕では、手作りの花束が持つ、ただ美しいだけでない深い魅力に迫ります。心を癒やし、日常に彩りを加える力、自然の素材から生まれるアート、そしてドライフラワーの持つ独特の美しさまで、花との新たな関わり方を探求する旅に出かけましょう。プロフェッショナルたちから学ぶ、花束作りのセンスと技術を紹介することで、読者の皆様に花と共に生きる喜びを再発見していただければと思います。
野の花束:自然のままに

ふんわりとした花々が描く、儚くも美しい風景。
自然を感じる束ね方

静かな海辺の町に、自然の美を集めた小さな隠れ家があります。ここでは、季節ごとの切り花、ガーデニングのための草花、そして時間と共に色褪せるドライフラワーまで、あらゆる植物がその魅力を放っています。
この場所を守るのは、植物と共に生きることを選んだ、ある情熱的な人物。幼い頃から自然の中で育ち、植物の奥深い世界に魅了された彼は、人々に植物の持つ真の美しさを伝えるために、この隠れ家を開きました。
「植物一つ一つには、その生きる力が宿っています。見た目が似ていても、それぞれに個性があり、その瞬間瞬間で異なる表情を見せてくれるのです。私は、それらの植物たちが持つ個性を大切にしながら、一つの花束にまとめ上げることに喜びを感じています。
特に、春に地面から顔を出す野の花たちは、その繊細さと強さで私たちを魅了します。」彼は、花束を作る際には、まず目を引くメインの花を選び出します。「今回は、ニゲラ、ラナンキュラス、ガーベラを中心にしました。
そして、その周りを飾るために、レースフラワーやアストランティア、そして豆の花など、さまざまな花を選びます。グリーンとしては、花束に深みを加えるシダやジュバタムを加えることが多いですね。
これらを組み合わせることで、自然そのものの美しさを表現する花束を作り上げます。」テーブルに並べた花々から、一つひとつの葉を丁寧に取り除き、春の息吹を感じさせる野花を束ね始めます。
最初に選んだのは、控えめながらも存在感のある豆の花、続いて、野原の風を感じさせるバイモユリ。これらの花を基に、自然の風景を思い浮かべながら、花の配置を決めていきます。次に、選んだグリーンを加え、花束に生命を吹き込みます。
花束が自然に形成されるよう、手の動きを心地よくさせながら、花々を重ねていきます。この過程は、完璧さを求めるよりも、創造の喜びを楽しむ時間です。「グリーンを加えた後、目を引くニゲラ、ガーベラ、ラナンキュラスを中心に配置します。
そして、レースフラワーやリューココリネをはじめとする軽やかな花々で空間を埋め、花束に立体感を与えます。花々はそれぞれに役割を持ち、一つひとつを丁寧に加えることで、全体の調和を生み出します。」完成した花束は、自然の美しさを映し出す白とグリーンの調和、そして豆の花やバイモユリの繊細な色使いが特徴です。
束ねた後は、茎を整えて束ね、保水を施した後、美しくラッピングします。ラッピングには、花々と調和する白やグリーンの包装紙を選び、その美しさを一層引き立てます。「花束は、特別な瞬間を彩る贈り物です。それぞれの花が持つ独特の美しさを大切にしながら、最も自然な形で束ねることで、贈る人の心を伝えます。
今回の花束も、自然の中で自由に咲く花の姿を留め、生き生きとした印象を与えます。」この花束作りには、単なる技術以上のものが込められています。それは、自然への深い敬愛と、花への情熱です。特に愛する紫陽花のように、その豊かな色合いと多様性は、どんな形であれその魅力を放ちます。
これから迎える季節への期待を胸に、新たな花々との出会いを楽しみにしています。
自然の響き、次章への架け橋

野の花束を通じて、自然の素朴な美しさを再発見する旅をご紹介しました。次回は、色彩豊かな花束の調和に焦点を当て、色と形の組み合わせが生み出す無限の可能性について探ります。
KIMIDORIのフラワーアレンジメントに関するご質問や、特別なご要望があれば、いつでもお問い合わせいただけます。あなたの花に対する思いを大切に、心を込めてお答えします。あなたの日常に花の彩りを。どんな小さなご質問やリクエストも、私たちにとっては大切なお話です。お気軽にお問い合わせくださいね。

「MONDEROSE」を通じて、花と共に生きる喜びを皆さんと分かち合いたいと思っています。世界を巡りながら花と人との関係について深く学び、その経験を生かして「MONDEROSE」を立ち上げました。選び抜かれた花々を通じて、日常に新しい彩りと癒しを提供しています。
『花と共に生きる』をモットーに、花が日々の生活にどのように溶け込み、私たちにどのような価値をもたらすのかを伝えていきたいと思います。
季節ごとの花の選び方や、花と共に過ごす豊かな生活のヒントなど、花農家としての専門知識を元に、新たな物語を一緒に紡いでいきましょう。