前回は色彩豊かな花束について探求しましたが、今回はスワッグの作り方とその魅力に焦点を当てます。ドライフラワーを使ったスワッグ作りは、時間と共に変化する花の美しさを長く楽しむ方法です。

スワッグの魅力:時を超える花のアート

スワッグの魅力:時を超える花のアート
スワッグの魅力:時を超える花のアート

壁にかけて日々の変化を楽しむ、ドライフラワーの美学。

自然の美を留め、アートへと昇華させる

自然の美を留め、アートへと昇華させる
自然の美を留め、アートへと昇華させる

生き生きとした花々が時間とともにドライフラワーへと変わり、その美しさを長期間にわたって保ちます。スワッグは、花や葉を束ねて壁に飾る伝統的な装飾で、部屋に自然の息吹をもたらします。アトリエで季節ごとに選ばれた草花を組み合わせることで、まるで一枚の絵画のようなスワッグが完成します。「フラワーアレンジメントに出会い、特にスワッグ作りに魅了されました。スワッグは、見た目の美しさだけでなく、時間が経つにつれて変化する様子を楽しむことができ、作る過程自体にも深い喜びがあります。」花選びには特に注意が必要です。「ドライフラワーとしての美しさを保つためには、乾燥後も色褪せにくい花を選ぶことが重要です。自然な乾燥を促すためには、水分量が少なく元々乾燥している印象の植物が適しています。選び方に迷ったら、専門家に相談するのも一つの方法です。」選ばれたのは、細かい花が集まるライスフラワー、丸い形のマトリカリア、そして長い茎を持つカンガルーポーなど、ドライフラワーになってもその美しさを保つ植物たちです。これらを組み合わせることで、色や形のバリエーションが豊かなスワッグが誕生します。花の形状は、スワッグ全体の印象を大きく左右します。丸みを帯びた花だけでは甘さが際立ち、細長い花だけでは野性味が強調されがちです。そのため、さまざまな形状の花をバランス良く組み合わせることが、私のスタイルです。ドライフラワーになった後も、それぞれの花の個性が楽しめるように、南国由来のグレビレアやバンクシアのようなユニークな形のワイルドフラワーを加えると、作品に活気が生まれます。束ねる作業に入ると、最初に選ぶのはしっかりとした茎を持つバンクシアです。これは、柔らかな花々と組み合わせる際の土台となります。特にこだわるのは、アクセントとなる花をスワッグの結び目近くに配置することです。「ライスフラワーやマトリカリアを前面に出すことで、全体が引き締まり、印象的なスワッグが完成します。」私のスワッグ作りでは、花々を自然な状態で組み合わせ、あえて完璧に整えすぎないことがポイントです。「例えば、バンクシアのユニークな向きや、カンガルーポーを片側から飛び出させることで、自然の美しさをそのままに表現します。」スワッグの美しさは、花だけにあるわけではありません。個性的なワイルドフラワーやグリーンも、それぞれが作品に独自の魅力を加えます。完成したスワッグは、直射日光を避けて風通しの良い場所で乾燥させることで、長くその美しさを保ちます。ドライフラワーになった後も、平均で1年から最長3年の間、その魅力を楽しむことができます。「時間が経過するにつれて色が変わり、徐々に枯れていく様子も、スワッグの魅力の一つです。日々の生活の中で、自然の生命力と美しさを感じ取っていただければ幸いです。」

時を超えるアート、結びの言葉

野の花束:自然のままに
野の花束:自然のままに

スワッグ作りを通じて、ドライフラワーの持つ独特の美しさと、それを日常に取り入れる喜びを探求しました。この三部作を通じて、花束作りの多様な魅力をお伝えし、自然の美を身近に感じる機会を提供できたことを願っています。

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篠宮恵美
About me
數度 祐介:花と共に、新たな物語を紡ぐ。

「MONDEROSE」を通じて、花と共に生きる喜びを皆さんと分かち合いたいと思っています。世界を巡りながら花と人との関係について深く学び、その経験を生かして「MONDEROSE」を立ち上げました。選び抜かれた花々を通じて、日常に新しい彩りと癒しを提供しています。
『花と共に生きる』をモットーに、花が日々の生活にどのように溶け込み、私たちにどのような価値をもたらすのかを伝えていきたいと思います。
季節ごとの花の選び方や、花と共に過ごす豊かな生活のヒントなど、花農家としての専門知識を元に、新たな物語を一緒に紡いでいきましょう。